●Jスタイル小村社長
Jスタイル社長の小村さんから会食のお誘いを頂き、お酒を飲みながら色々とお話をさせて頂いた。
小村さんはJIMOSの創業者で、今年6月までサイバードホールディングスの代表取締役会長を務められていた方。
7月からは株式会社Jスタイルを設立され、新たな事業を構築されている。
Jスタイルの“J”は日本。
日本が誇るものづくり(商品)や精神(サービス)を日本人として今一度見直すきっかけを生み出し、社会に浸透させることで、後世に受け継がれ、また世界へ伝える仕組みを創り出そうとされている。
この部分で小村さんが掲げられているビジョンと、我々エクスドリームインターナショナルが掲げている「日本を世界に発信する」というビジョンは相通ずるものがある。
日本におけるものづくり社会では、作り手の立場が弱い。
これは工業、アパレル、農業などあらゆる分野に言えることだと思う。
日本のものづくりのすごさを今一度社会に発信しようと、関西のものづくり拠点である東大阪市から宇宙事業をと、町工場の技術を結集して人工衛星プロジェクトをされていることで有名な株式会社アオキの青木社長のお話を先日お伺いしてとても感動した(「頑張ろう!」と手が痺れるほど強い握手にも・・・)が、青木さんのような活動を他の業界でも推進していく必要があると思う。
なぜ日本のものづくりの世界で作り手が減っているのかと言うと、資金負担(立場が弱いため入金サイトが長い)や金融機関による貸し剥がし、また後継者となる若者が少ないなど様々な問題があるのだと思うが、自分としては「“価値”の伝達と理解」が欠けていることがこうした様々な問題の起因になっていると考えている。
作り手はものづくりの技術やその素晴らしさのブランディングや、それを伝えるためのプロモーションが不足している。
また、買い手もその価値に対する理解が不足していたり、そこに価値を見出さなかったりすることから、そのものづくりへの適正な対価を支払うことをしていない。より安く買い叩こうとしたり、より安い商品に飛びついてしまう。
これを解決する施策が、「マーケティング」(買い手に正しく価値を認識してもらい購入してもらう)だと思う。
小村さんが新たに創られようとしている事業は、この部分を解決するソリューションだと思うし、我々エクスドリームインターナショナルが手掛けようとしている領域も、このためのマーケティングに他ならない。
現代社会は実体経済から懸離れて膨張した経済となりつつあるが、皆が冷静になった瞬間に「チューリップバブル」のようなことが起こり、そのとき初めて“ものを作り出す”ことを軽んじて生活してきた人々は大きな竹篦返しを食らうことになる。
今の日本の食料自給率は第2次世界大戦時を下回るというが、それは農地法などの問題もあると思うが何よりも“ものを作り出す”ことに価値を認めてこなかった風潮が一番の原因だと思う。
今一度、人々がものづくりに価値を見出し、その価値に対して理解を示すことが求められている。
小村さんからは経営者の先輩として色々と示唆に富むお話を聞かせて頂いた。
その中で感じたのは、「何かを得ると、必ず失うものがある」ということ。
「知ってしまうと出来ないと思うことが、知らないからこそ出来る」と小村さんは仰っていたが、かなり腑に落ちる言葉だった。
人間、確かに限界というものをある意味自分の経験や知識から定めてしまいがちで、これは無意識の間に作ってしまう。
若輩だからこそある程度許されることもあると思うし、経験と知識が少ないからこそ飛び込めることもある。
ビハインドを逆にアドバンテージに変えて邁進していこうと決意させられた。
来週後半は福岡出張。
小村さんに教えて頂いたお薦めのラーメン屋へ行くのが楽しみだ。
小村さん、今日は本当にありがとうございました。





