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2004年12月31日

●年越し(としこし)

 2004年も最後の日。人生は時間の連続だが、1年くぎりでは今日は締め括りの日である。
 
 世界の人々と同じ数だけの1年のドラマがあり、それが締め括られようとしていると考えると、とても深い意味のある日に思えてくる。


 
 今年一年は自分の人生にとって一つの節目となった。
 
 米国のフィラデルフィアでの新年のスタート、仲間と共に訪れた初めてのシリコンバレー、4月に帰国してからの事業の立上げ、妻が病気になり関東―関西を夜行バスで往復しながら仕事をする日々、人々との新たな出会い、26年間の人生で最も目まぐるしいスピードで流れた一年だった。
 
 その中での多くの経験や気づきを経て、自分の中での成長が実感できる密度の濃い時間であったように思う。
 
 それは自分の力だけではなく、自分を支えてくれた周りの人々のおかげだと思う。皆さん、今年も一年ありがとうございました。温かいご支援を幸せに思います。
 
 一年の締め括りとして感謝の言葉を、そして良いお年を。
 
 
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 滝廉太郎の『荒城の月』で有名な大分県竹田市。
 
 父方の田舎である祖父母宅では親族一同が集まって年越しを行うことになっている。
 
 一年お世話になった感謝の気持ちとして、最初に皆が皆にお神酒を注ぎ合います。人数が多いのでこの時点で既に酔いが回ることが難点。でも、こうした感謝し合う習慣は、とても心を温めてくれる。
 
 ひと通り終わった後は、ひたすら田舎料理に舌鼓を打ちながらお酒を飲める至福のひと時。
 
 祖父母宅はほとんどの野菜を作っている大規模農家なので、自家製の野菜が全て格別の味。阿蘇山と久住山の火山灰を含んだミネラル豊富な土壌で育った野菜は、大きさも味も普通にはお目にかかれない代物。
 
 お目当ては、馬刺しに加えて、祖父が猟で獲ってきた鹿の刺身。やはり新鮮な肉は美味しい。
 
 
 

 
 
 馬刺し(左)&鹿刺し(右)で合わせて「馬鹿(ばか)刺し」
 
 
 
 祖父は、曾祖父が戦争から生還するもマラリアで亡くなったため、19歳という若さで家督を継ぎ、働きながら年の離れた弟を大学にやり、ちょっとしか無かった田畑も徐々に周りの土地や山を買収しながら今の規模まで拡大させたらしい。
 
 野菜の高騰も起因するだろうが、今や市場にトラック1台分卸すことで1日50~70万になるという。酒を飲みながら話を聞いていて、そこに何かベンチャー精神のようなものが感じられた。
 
 

 
 
 愛娘あさひ&祖父母(あさひにとっては曾祖父母)
 
 
 
 祖父母はまだ73歳。5世代勢ぞろいが達成できるよう長生きして欲しい。
 
 
 酒の後の締め括りは祖母手製の年越し蕎麦。祖母が蕎麦の実から作り上げる蕎麦は絶品。
 
 2004年ありがとう。いい年でした。

2004年12月30日

●先祖(せんぞ)

 世界中の人々誰にも先祖がいて、その先祖がいたからこそ今がある。
 
 そう考えると先祖に対する感謝の気持ちが湧いてきて、自分の先祖つまり自分のルーツに対する興味も強くなってくる。
 
 自分の親を生んで育ててくれた祖父母がいたから今の自分があるわけで、自分の祖父母を生んで育ててくれた曾祖父母がいたから今の自分がある、その連続を考えると命の歴史の尊さを感じる。
 
 人はお墓参りをしたり、日本ではお盆という伝統があり、先祖の魂が存在するのかそれが戻ってくるのかに関わらず、先祖への感謝の念を伝えるという行為は素晴らしいと思う。
 
 先祖を思うことは、自分を大切に、そして周りのかけがえの無い人々を大切に、そういう優しい心が遺伝子に刻みこまれて先祖から子孫へ伝えられているような気がする。 
 
 
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 母方の実家の大分県蒲江町に来た。
 
 蒲江町はきれいな海と豊かな海産資源に恵まれた町。しかし人口がどんどん減って高校が廃校になるほど過疎化が進んでいるのは寂しい。
 
 あと有名なのはキャノン創業者である御手洗毅さんも蒲江町の人で、現在の社長である御手洗富士夫さんも蒲江町で生まれ育ったそうだ。
 
 御手洗さんはお医者さんの家系で、蒲江町には御手洗病院という病院があり、母の実家(旧祖父母宅、今は伯父が在住)のお向かいさん。子供のころ祖母の家に遊びに行って体調を崩した際に、何度かお世話になった。
 
 この小さな田舎町から偉大な創業者が育っていったと考えると、「人間、志一つで何でも出来るものだ」と感慨深くなる。
 
 
 祖父母はもう亡くなっているので、今日は伯母の家に宿泊。
 
 母は8人兄弟(の末っ子)なので、蒲江町には親戚がたくさん居る。でも、母方の従兄弟だけで二十数人いるので、半分くらいの人は顔と名前が一致しない状況。
 
 とりあえず愛娘を連れて地元のマリンカルチャーセンターへ。ここは海に関する自然や歴史、海洋科学などの博物館に加えて、「ふれあい水族館」なるものがあり魚やウミガメと触れ合える。
 
 

 
 
 水槽に穴が開いており魚に直にエサを上げることが出来る
 (表面張力の原理で水がこぼれない構造)
 
 

 
 
 あさひ V.S. ウミガメ
 
 
 
 その後、お寺に行き祖父母のお墓参り。祖父は宮大工でこのお寺の釣鐘堂を造った人(お堂に名前が刻まれている)、祖母は豆腐屋を営みながら親戚の子2人+子供8人を生み育てた人。
 
 祖父は母が高校生の時に亡くなったので会ったことはないが、祖母は12歳の時まで健在だったので色々な思い出がある。事ある度に怒られて、とにかく厳しい祖母でした。でも優しかったです。
 
 
 お墓参りの帰りに別の伯父伯母の家へ。ちょうど伯父(漁師)が漁から帰ってきたのでイカとサバをもらって、泊めてもらう伯母宅へ持ち帰りさばいてもらい一番のお楽しみである夕食。
 
 包丁を入れるまで生きていた魚は刺身に限ります。しかもサバは本当に新鮮でなければ生で食べられないので、都会ではなかなかお目にかかれない代物。
 
 
 

 
 イカの刺身&お初に食します「サバの刺身」、とにかく美味。
 
 
 
 食後は妻と2人で地元の小料理屋へ。皆知り合いの小さな町の飲み屋といった感じで、とてもいい雰囲気。ここのトンコツラーメンが酒の後には格別。
 
 女将さんに「あんた、いつか来たことあるよね?」と言われ、もう3年も前なのにさすが田舎の人はよそ者に敏感と思いながら食すラーメンの味は昔のまま健在でした。
 
 
 いつかこのきれいな海のある静かで小さな町に別荘を建てよう、そう思わずにはいられない一日でした。 
 

2004年12月28日

●自由(じゆう)

 人間の才能や創造性は自由の中でこそ最大限に発揮できるものであって、それをおさえつけることは人にとっても社会にとっても大きな損失となる危険性があると思う。
 
 ただ自由には責任というものがついてきて、それが社会における法律や組織でのルールといったものであり、人間独りで生きているわけではなく人との関わり合いの中で生きている以上、そうした責任に対する自覚も大切。
 
 要は何事もバランス。ただ順序としては先に自由ありきであって、その方向付けをしてくれるものとして責任というものがあると考えている。
 
 
 
 
  
 今日、愛娘あさひは1歳の誕生日を迎えた。
 
 

 
 
 1年前、生まれてきた時はあんなに小さかったのに、今や大きくなったものだ。
 
 
 

 
 あさひのケーキなのでご自由にどうぞ
 
 
 
 「自由奔放」という子育て方針のもと何でも好き勝手させているため、最近ちょっと強引度が増してきて子供社会では最強になりつつあり、相手が誰であろうと物を取りに行くため他の普通の子供さんからは退かれ気味の様子。
 
 地域の幼児コミュニティでは、5人くらいの子供にしがみつかれながらも目的を果たす(目標物を奪い取る)というアメフト状態であるらしく、女の子なのにこの育て方でいいのかと多少不安になりながらも「自由奔放」路線を突き進んでいる。
 
 昔、丸大ハムのCMで「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」というセリフがあったが、まさにそれ。人間、自己主張して少々強引なくらいが自由に人生を楽しめる。
 
 ただ自由奔放にさせた後の始末は全て妻に任せているので、今後は親の責任という面で自分自身を教育していかなければならない・・・。これ、今後の自分の課題。
 
 
 あさひ1歳のお誕生日おめでとう。
 
 わんぱくにたくましく育って下さい。

2004年12月27日

●仕事おさめ

 今日はとりあえずの仕事おさめ。
 
 「とりあえず」というのは取引先に合わせて営業締めというだけで、創業期ステージの会社であるため気持ち的には24時間365日、事業のことで頭が一杯で、かつインターネット環境があればどこでも仕事が出来てしまうという世の中であるため、仕事おさめという感じがしないからである。
 

 
 いつになくバタバタの一日。
 
 朝、いつもより早く出社し、午前中で溜まりに溜まった雑務を処理し終える。
 
 いつも通り遅い時間の昼食。鳥養氏と共に近場のスープカレー専門店 『yellow company』 へ。化学調味料を一切使わず、たくさんのスパイスを調合して丹念に作り上げるので体にいいとのこと。そういえばインドを旅していた時に「スパイスは漢方と同じで本物のカレーは体にいい」と話を聞いたことがあります。
 
 
 

 
 安らぎの昼食のひと時。目の前で「痛てっ!カレーが目に入ったっ!!」と一人でパニックになり叫んでいる鳥養氏。いつも騒がしい人だ・・・。
 
 
 午後は経営戦略会議。2005年の上半期の戦略を議論し合うも色々な案が挙がったため、再考が必要となり新年初日で会議再開。
 
 
 夜はJTPA主催のセミナーに参加するため早稲田大学へ。
 
 会場では偶然にもアクシブ ドットコム宇佐美さんアリエル・ネットワーク徳力さんに遭遇。
 
 
 その後すぐオフィスに戻りひたすら仕事。
 
 そして今日もダッシュで終電に滑り込む。
 
 そろそろ時間管理の術をマスターしないとマズい。
 
 とりあえず修得しよう。